制度の概要と貸付の種類
母子父子寡婦福祉資金貸付金は、ひとり親家庭や寡婦の方が経済的に自立し、安定した生活を送れるよう支援する貸付制度です。12種類の資金が用意されており、目的に応じて必要な資金を借りることができます。
最も利用が多いのは修学資金で、高校から大学・専門学校までの授業料等に充てることができ、最大で月額約14万円(大学・私立自宅外)の貸付を受けられます。総額では340万円以上になることもあります。
修学資金:子どもの高校・大学等の授業料(月額最大約14万円)
就学支度資金:入学時の一時金(最大約59万円)
生活資金:生活の安定に必要な資金(月額最大約14万円)
技能習得資金:就職に必要な技能を習得するための資金(月額最大約6.8万円)
対象者と申請手続き
対象となるのは、母子家庭の母(配偶者のない女子で20歳未満の児童を扶養している方)、父子家庭の父(同条件)、寡婦(かつて母子家庭の母であった方)、およびこれらの世帯の児童本人です。
申請は、お住まいの都道府県・指定都市・中核市の福祉事務所で行います。必要書類は、貸付申請書、戸籍謄本、所得証明書、連帯保証人に関する書類などです。審査には1ヶ月程度かかります。
返済条件と注意点
貸付の多くは無利子で利用できます。連帯保証人を立てる場合は無利子、立てない場合でも年利1.0%という低利子です。返済は資金の種類に応じて、卒業後6ヶ月〜1年の据置期間を経てから開始されます。
返済期間は資金の種類によって異なりますが、修学資金の場合は卒業後20年以内に返済します。経済的に返済が困難になった場合は、返済の猶予や減額の相談にも応じてもらえます。
