助成プログラムの理念
コープ共済 子ども教育支援助成は、「すべての子どもに学びの機会を」という理念のもと、子どもの教育格差の解消と健やかな成長を支援する助成プログラムです。
日本では約7人に1人の子どもが相対的貧困状態にあり、家庭の経済状況が子どもの学力や進学に影響を与えているという現実があります。こうした教育格差を地域の力で縮めていくための活動を応援します。
生活協同組合の「助け合い」の精神に基づき、コープ共済の事業利益の一部を原資として運営されています。
助成対象活動
無料学習塾・学習支援教室の運営
子ども食堂と連携した学習支援
自然体験・キャンプ活動
文化・芸術体験プログラム
外国にルーツを持つ子どもへの日本語学習支援
対象となる子どもの年齢は、小学生から高校生までが中心ですが、就学前の幼児を対象としたプログラムも申請可能です。
「学力向上」だけでなく、「学ぶ楽しさを知る」「社会とつながる」「自信をつける」といった広い意味での教育支援が重視されます。
オンライン学習支援も対象です。地方の子どもが都市部の大学生ボランティアからオンラインで学習指導を受けるような取り組みも支援しています。
助成金額と助成期間
助成金額は1団体あたり最大150万円です。助成期間は1年間で、継続申請は最長3年間まで可能です。
使途は、教材費、会場費、スタッフ人件費、ボランティア交通費、食材費(食育プログラムの場合)、通信費(オンライン学習の場合)などです。
子どもの参加費を無料にするための費用(会場費、教材費等)が助成対象に含まれているのが特徴です。経済的に困難な家庭の子どもが参加をためらうことがないよう配慮されています。
申請手続きと選考
申請は毎年9月〜11月にコープ共済連のウェブサイトから受け付けます。申請書、事業計画書、予算書、団体の概要がわかる資料、前年度の活動報告書(既存団体の場合)を提出します。
選考基準は、活動の社会的意義、子どもへの直接的な効果、地域との連携、活動の持続可能性、運営体制の健全性です。新規団体でも、計画が具体的で実現可能性が高ければ採択されます。
12月に採択結果が通知され、翌年1月から助成期間がスタートします。助成金は前期と後期の2回に分けて交付されます。
採択率は約40%程度です。不採択の場合でも、選考委員からのフィードバックが提供されることがあります。
全国の活動事例
助成を受けた団体の活動事例をご紹介します。東北地方では、震災後にスタートした無料学習塾が助成を受けて拡大し、現在は5つの教室で100名以上の子どもを支援しています。
関西地方では、外国にルーツを持つ子どもへの日本語学習支援と母語保持教室を運営するNPOが助成を活用し、30カ国以上の子どもたちが学ぶ多文化学習拠点を築いています。
「勉強が嫌いだったけど、ここに来るのは楽しい」「大学生のお兄さん・お姉さんが話を聞いてくれるのが嬉しい」—子どもたちの声が、活動の原動力です。
地域の生協(コープ)の組合員がボランティアとして参加するケースも多く、生協ネットワークを活かした独自の支援体制が構築されています。
