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トライアル雇用助成金

月額最大5万円(最長3ヶ月)
ハローワーク等の紹介により、職業経験の不足などから就職が困難な求職者を試行的に雇い入れる事業主が対象です。

就職が困難な求職者を一定期間試行雇用(トライアル雇用)する事業主に対して助成金を支給する制度です。求職者には実務経験の機会を、事業主には適性を見極める期間を提供し、常用雇用への移行を促進します。

運営団体厚生労働省
申請期間通年
対象者ハローワーク等の紹介により、職業経験の不足などから就職が困難な求職者を試行的に雇い入れる事業主が対象です。
対象地域全国
対象職業就職困難者(未経験者・離職期間が長い方等)

トライアル雇用助成金とは

トライアル雇用助成金は、職業経験が乏しい方やブランクのある方を試行的に雇用する事業主を支援する制度です。最長3ヶ月間のトライアル期間を設け、求職者と事業主の双方がマッチングを確認した上で常用雇用に移行することを目指します。

ハローワークや職業紹介事業者からの紹介で対象者を雇い入れることが条件です。事業主には月額最大5万円が最長3ヶ月間支給されます。

この制度は「雇ってみないと分からない」という不安を軽減し、採用のミスマッチを防ぐ効果があります。特に中小企業にとって、人材確保のリスクを低減できる有力な制度です。

トライアル雇用から常用雇用への移行率は約8割と高く、効果的なマッチング制度として評価されています。

対象となる求職者

2年以内に2回以上離職・転職を繰り返している方

離職期間が1年を超えている方

妊娠・出産・育児を理由に離職し、安定した職業に就いていない期間が1年を超える方

55歳未満でハローワーク等で就職支援を受けている方

就職の援助を行うにあたり特別な配慮を要する方(生活保護受給者、母子家庭の母等)

対象者はハローワークに求職申込みをしていることが必要です。紹介状なしでの直接応募は制度の対象外となります。

求職者側に費用負担はありません。通常の雇用と同じく、最低賃金以上の賃金が支払われます。

助成金の額と支給要件

助成金は対象者1人あたり月額最大5万円×最長3ヶ月=最大15万円が事業主に支給されます。母子家庭の母または父子家庭の父を雇い入れた場合は、月額最大5万円が最長3ヶ月支給されます。

支給を受けるためには、トライアル雇用開始日から2週間以内にハローワークに「トライアル雇用実施計画書」を提出する必要があります。

トライアル期間終了後、常用雇用に移行した場合・しなかった場合のいずれでも、実際にトライアル雇用を行った期間分の助成金は支給されます。

対象者が途中で自己都合退職した場合は、実際の雇用日数に応じた日割り計算となります。

申請手続き

申請は以下の流れで行います。まず、ハローワークにトライアル雇用求人を登録します。次に、紹介された求職者をトライアル雇用として雇い入れ、2週間以内に実施計画書を提出します。

トライアル期間終了後、2ヶ月以内に支給申請書を労働局またはハローワークに提出します。トライアル雇用結果報告書兼支給申請書、出勤簿、賃金台帳の写しなどが必要です。

審査を経て、支給決定後に事業主の口座に助成金が振り込まれます。申請から支給まで概ね2〜3ヶ月程度かかります。

なお、同一の求職者について、過去にトライアル雇用助成金を受給したことがある場合は再度の支給は受けられません。

求職者から見たメリットと注意点

求職者にとってのメリットは、実際の職場で仕事を経験してから本採用を判断できる点です。「自分に合う仕事か分からない」「ブランクがあって不安」という方にとって、安心して就職活動に臨める制度です。

トライアル期間中も通常の労働者と同じ権利が保障されます。労働基準法が適用され、社会保険にも加入します。

ハローワークの窓口で「トライアル雇用制度を利用したい」と伝えることで、対象求人を紹介してもらえます。担当のキャリアコンサルタントに相談するのがおすすめです。

注意点として、トライアル期間終了後に必ず常用雇用に移行されるわけではありません。ただし、前述の通り移行率は約8割と高い水準です。

申請に必要な書類チェックリスト

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※上記は一般的な必要書類の目安です。実際に必要な書類は公式サイトや窓口でご確認ください。

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助成金ナビ編集部

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